2016年09月06日

Amazon Kindleで新人小説を読む日々

日々といっても通勤の電車でkindleを取り出して読んでいるだけですが、
その30分くらいがなかなか面白くなってきました。

紙の本ですと満員電車ではほぼ座席に座らない限り読めませんが、キンドルだと立ったまま読めます。ページを繰るのもスワイプ動作(あるいはクリックでもOK)だけですので楽です。ただ先が気になったり、前書いてあったことを確かめるのは紙の本よりも大変です。気になったところはとりあえずは付箋、さらに気になるようならメモ、共有したければシェアという機能はありますが小説だとページを折る感覚で付箋かな。

さて
私がお薦めしたい2冊を今日は紹介します。

ともにジャンル的には青春小説。
一冊目はアイドルがモチーフになった4つの物語、吉田彩さんの『Miss&Mister Idol』。

Miss&Mister Idol




男女4人のそれぞれの出会いと成長の話で、私のように学生と近くに生活をしながらも私の頃よりもずっと多様化(クラスタ化)した彼らの趣味やライフスタイルを知らない「大人」には参考になります。ずっとわかりにくい複雑な時代を生きる若者の姿や感じ方、人との距離の取り方などが実に細かく描写されていて、思わずその世界に引き込まれます。アイドルを巡るニュースが多い中でIDOL(偶像)を普通の人々にとってのテーマ・キーワードにアイドルを持ってきている手法も見事です。

心理のひだを独白の形で描き出しているので物語の進行と同時に心理劇としても楽しめました。

読後感は生きづらい時代を必死で生きる同時代の若者がもがきながらもしっかりと道を見出していくストーリーに希望を持ちました。とても細かな描写のできる作家さんだなあと思います。次回作も読みたいと思います。

二冊目は星乃櫻音(ほしの おと) さんの『天色アンビシャス

天色アンビシャス




大学を出て就職した会社を上司のハラスメントが原因でやめて、郷里に戻った主人公・あかりが、肩身の狭い思いでアルバイトをしながら就活。アルバイト先のスーパーの現れた高校時代のあこがれの野球部の先輩。訳アリながら急接近し恋に落ちる二人、そこに現れる先輩の彼女。同級生たちの友情と生き方に励まされながらひたむきに生きるあかり。

就職、ブラック企業、就活、フリーターの晒されている現実(世間と親の厳しい目)という現代的厳しいテーマ、またハンドメイド作家など新しい生き方の提示など教えられることがいっぱいある良質な小説でした。

読後感ですが、先が気になるくらいにストーリーに惹きつけら作品で続きが待ち遠しいです。
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posted by ブラックコーヒー at 09:43 | 埼玉 ☔ | 個人的なこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする